埼玉県老施協について
我が国は、超高齢社会の進展と急速な少子化が同時に進行する中、いわゆる「2025年問題」を背景に、介護ニーズの重度化・複雑化が一層進んでおります。医療的ケアや認知症への対応など、介護サービスの質のさらなる向上が強く求められております。
とりわけ埼玉県においては、2040年に向けて介護ニーズの高い85歳以上人口が全国でもトップクラスのスピードで増加すると見込まれており、介護サービスを取り巻く環境は今後さらに厳しさを増すことが予想されます。
こうした中、職員一人ひとりの専門性の向上はもとより、施設全体としての運営力・マネジメント力の強化が不可欠となっております。一方で、介護現場では慢性的な人材不足が続き、職員の高齢化や離職、他産業との人材獲得競争の激化により、限られた人材で業務を遂行せざるを得ない状況が常態化しております。そのため、業務の見直しや生産性の向上、ICTや介護ロボットの活用、DXの推進は、今や施設運営の前提条件となりつつあります。
さらに、物価やエネルギー価格の高騰、人件費の上昇などを背景に、施設経営は一層厳しさを増しており、人材確保を含めた経営基盤の強化や、法令遵守を前提とした安定的な運営が強く求められております。加えて、自然災害の激甚化・頻発化や感染症リスクの高まりを踏まえ、危機管理体制の構築やコンプライアンスの確保も重要な課題となっております。
このような複合的課題に対し、個々の施設のみで対応することには限界があります。本会は、会員施設・事業所に対する実践的な情報提供と発信機能の強化を図るとともに、現場の声を集約し、関係機関・団体に対する要望・提言として届けていく役割を担ってまいります。
本会では、会員に「有益な価値」を提供し、「困った」に応え、「声」を届けることを基本に、次の重点項目に取り組んでまいります。
今後とも、本会の活動に対し、皆様の御理解と御協力を賜りますようお願い申し上げます。
本会は、高齢者福祉及び介護に関する正しい知識の普及並びに理解の促進を図り、もって埼玉県内の高齢者福祉事業及び介護事業の健全な発展と埼玉県民の福祉の増進に寄与することを目的とする。
老施協事業計画をもとに、各委員会は活動していきます